
ジミー・コナーズは1970年代に世界ランキング1位になった往年の選手です

アメリカの選手で現在58歳!当時は普通だったと思いますが、身長177cmと大柄な選手ではありませんでした。
マッシュルームカットとちょっとかわいい感じの風貌とはギャップのある一球一球声を出して打つガッツ溢れるプレーが印象的でした

この選手の1番の特徴は、フォアハンドとバックハンドの両手打ち共にどフラットのストロークで実際に見ると本当にネットスレスレで通過するストロークは神業と思えました。
何でもテニスを始めた時に床張りの体育館でしていたので滑ってくるボールに対抗するため、こういった球を打つようになったとか・・・

確かに速いコート、球が滑ってくるコートではボールに対して真っ直ぐフラットに当ててグーっと押し出す様な打ち方は非常に打ちやすいですよね!
コナーズもベースライン中心のプレーでしたが、速いコートの方がテニスが活かせていたと思います。
左利きの選手でしたがサービスはそれ程強力ではありませんでした

その代わりリターンは歴代屈指の名手でリターンキングの愛称で数々のビックサーバーにカウンターパンチを食らわせてきました。
リターンが良いというのもフラットストロークの特徴かも知れませんね。
地を這う様な低い体勢で走るフットワークも大きな武器で、ストローク戦のラリーの応酬でも左右前後に追いつかないボールはないのでは?と思わせる程の動きでした。
80年代に入ると優勝の数は減って行ったが82年にウィンブルドンでマッケローを破って優勝、全米オープンは82年、83年と連覇しています。
圧巻は1991年39歳という年でノーシードからベスト4まで進出した。最後の優勝から8年も経ってからの快挙

1992年に40歳で現役を引退したが、後にも先にも40歳までテニスで現役選手を続ける選手はコナーズ以外には出てこないでしょうね。
生涯記録などはフェデラーなどに結構塗り替えられていますので歴代1位という記録はないのですが、ガッツ溢れるプレーとネットすれすれのフラットストロークを打つ選手は、見た者の心を掴んで放さない魅力溢れる選手でした

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