イワン・レンドルという1980年代の選手をご存知でしょうか
旧チェコスロバキアの選手(1992年にアメリカに亡命)で、歴代屈指の強力なグランドストローカーです。
未だ「レンドル歴代最強論」があるほど、全盛時は本当に手が付けられない強さを持っていました
1978年プロ入り80年代初めは「万年準優勝」と言われるほど、技術的にはトップレベルだが、チキンハートと言われており、いいところまで行くけどチャンピオンにはなれないと言われていました。
1984年に全仏オープンで優勝してから開眼した感があり、その後マッケンローと数々の名勝負を繰り広げてきました。
プレーの特徴は至上最強か?と言われるグランドストローク!
フォアハンドは肘からテイクバックするのが特徴の厚いグリップから強力なヘビートップスピンを放ちます
また、打点が高いところからはスピード重視のフラット気味の球も打ち、精密機械と言われるほど正確な上に強力!
バックサイドに来たボールを回り込んでの逆クロスのフォアハンドはレンドルの代名詞とも言える武器でした
フォアが強力ならバックは弱かったのかというとバックハンドもこれまた「片手打ちでは至上最強!」と言われる程の強力なバックハンド!
背中が見えるほどの大きなテイクバック、長身でも低い球にも対応できるように深く曲げた膝、高く腕ののびたフォロースルーとトップスピンバックハンドのお手本の様な美しいフォームで、しかも強力でした
サーブもこれまた強力!速い上に高いトスから「世界一美しいサーブ」とも言われました。
少し、ほめすぎの感はありますが本当にボレー以外は歴代で見ても最強ではないかと思えるほど完璧な技術を持った選手であったことは間違いありません。
当時はマッケンローやコナーズの様なコート上でも喜怒哀楽を表し観客を喜ばせる選手がライバルだったので「愛想がないヤツ」と言われることも多かった様です。
しかし、プレーの中身は非常に面白い選手なので、美しいフォームを含めて機会があったら是非、動画など見て参考にして下さい
初心者でも劇的に上手くなる!プロの私もお薦めするテニス理論はこちら