
ダブルスのフォーメーションで有名なフォーメーションにオーストラリアンフォーメーションというものがあります

通常サーブを打つサイドのクロス方向(サーブを打つ方向)に前衛が居るものですが、このフォーメーションでは、ストレートつまりサーブを打つ人の真正面に前衛が居るという変わった陣形!
どんな場合にこういった陣形を取るか?というと相手のショートクロスへのリターンが厳しい場合によく使います

サーブを打つ側も慣れないと違和感がありますが、リターン側はもっと違和感があります。
普通に考えるとストレート側がガラ空きなのですが、これをカバーするためにサーブはセンターから打ってサーバーはネットダッシュしてもベースラインにステイしても直ぐにストレート側をカバーします。
通常通りサーブをサイドラインに近い位置で打つとストレート側が大きく開きすぎてカバーしきれなくなってしまうので注意しましょう!
この陣形では、クロス側のリターンが非常に良く、ポーチでポイントがなかなか取れない!こんな時に前衛を相手の得意なリターンコースに予め置いておける・・・これにより相手がリターンし難くなるというのが最大のメリットです

クロス方向へのリターンが上手くいっている時にそのコース上に人が居たら、力んでなかなか自分の思ったとおりのコースに打てなくなるものです!
このフォーメーションは、相手のリターンコースに前衛を置くことにより前衛にボレーで決めさせようというよりも相手にリターンコースを考えさせ、迷わせる為のもの!
直接ボレーで決められなくても相手のクロスのリターンのリズムを狂わせることが出来れば、このフォーメーションの意味があります

練習しておいて、相手のクロスのリターンが良すぎて困っているときに試してみましょう

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