
ボリス・ベッカーという選手は1980年代後半に活躍したドイツの選手です

最大の特徴はそのサーブ!長身な上に体もがっちりとした非常に大きな選手が懇親の力で打つフラットサーブはボールが割れるんではないか!という程の強いインパクトでした。
当時そのサーブ(ブンブンサーブ)は、平均的な男子プロテニス選手のサーブの2倍の力がボールにかかっているといわれていました

初めて来日したセイコースーパーテニスの時、サーブの球速をスピードガンで測ると「255km」という、とんでもない数値をたたき出したものでした。
180kmを超えるサーブになると予測しない限り、反応が間に合わないと言われていたので、250kmという数値がいかにとてつもないものか判りますね

現在では、スピードガンの測り方が改正されて、ベッカーのサーブは実は200kmを少し超えた位だっただろうと言われています。
250kmと言っても実際にリターンしている人もいた訳ですから、本当は200kmちょっとだったのかもしれませんね

しかし、サーブだけでなくフォアハンドのフォームも豪快、バックハンドは手首を使って引っ叩くような打ち方!
どれを取っても力感あふれるテニスで、その豪快さから本当に250kmのサーブに見えましたね。
ダイビングボレーや、手首を使った力任せのショットは怪我も怖いですし、身体能力的にも一般プレーヤーにはとてもお手本にはなりませんでした。
我々が唯一ボリス・ベッカーを真似したい点は、常に力一杯プレーすることで逆境でもプレーが消極的にならないというメンタル面です。
失敗を恐れずに終始攻撃を考えるというプレーの思想は一般のプレーヤーでも真似できることなので試合で試してみるのも良いでしょう

しかし、これだけ強烈なキャラクターを持った選手は10年に一人であり、今でも記憶にしっかりと焼きついています

初心者でも劇的に上手くなる!プロの私もお薦めするテニス理論はこちら
