以前にはストロークでのコンビネーションについて解説しましたが、今回はボレーについてです
ボレーはファーストボレー、セカンドボレーはまず深くが基本!
深く、低く弾むアンダースピンの掛かった球で相手のいないオープンコートに打ちます。
相手の苦手なサイドが判っていれば、そちら側中心に深いボールを集めるのも良し
例えば、相手がバックハンドが苦手であれば、フォア側にオープンスペースがあってもバックにボールを集めるのは非常に効果的です。
相手はフォアに打って欲しいためにオープンをわざと作っているので、ここにあってあげるよりも苦手なバックハンド側にボールを集める方が次の展開が楽になることがあるからです。
こうして何球か深い球でベースライン付近で相手を釘付けにしたら、もう少し前に出てオープンコートにボレーを強く叩き込む!というのが一つのパターンになります。
しかし、1,2球深くて強いボレーの後、ネットに詰めた状態で非常に角度をつけた緩いボールで決めるというコンビネーションも是非覚えておいて下さい。
このコンビの利点は、左右のコースによる揺さぶりに加えて前後に走らなければならないので相手を消耗させられます
深く打つボールに力があれば、前に角度をつけて落とすドロップ気味のボールはボールが自分の方向に来ない、タイミングが合わない。
ある程度読まれていても、かなりの距離を走って返球するので相手の反撃をくらうことが少ない。
続けて何球か左右に強い球を一本調子で打って決めるよりも、1,2球バンッバンッと強い球を打った後にチョコンと緩い球を打つとコース、深さ、タイミングといった数多くの「変化」を織り交ぜるのがボレーのコンビです
最後にボレーのコンビネーションでの注意点は、5球を超えて続けることがないこと!
ボレーは攻撃としては非常に優位なポジションですが、決め時に決めずに長い間居ると反撃を喰います。
3球目か4球目のこの急激な変化をつけた1球で粗決めるようにしましょう
初心者でも劇的に上手くなる!プロの私もお薦めするテニス理論はこちら