昔はテニスコートと言えばクレーコートだったのですが、最近はコートの維持・管理も大変なので少なくなっています
但し、足にも優しく戦術面でも非常に面白いコートで一般の大会でも正式な試合に成れば成る程、まだまだクレーを使用することは多いので、ここでの戦術も是非押さえておきたいものです。
クレーコートは土を重いローラーで踏み固めたコート
よく整備されたクレーコートは非常に平らでイレギュラーは殆ど無いが、一般のテニスコートでは必ずどこかイレギュラーするような凹凸があるもの・・・
こういった、ポイントを早く見つけて気をつける!逆に利用するということもクレーコート攻略の大事なポイントとなります。
では、サーフェスの特徴はどんな感じでしょう
クレーコートは一般的にストロークプレーが優位と言われていますが、補足するとトップスピンのストロークが得意な選手が優位!です。
現にハードコートが得意なフラット系のストロークプレーヤーは全仏オープン(クレー)ではあまり良い成績を残していません
逆にトップスピン(キック)サーブが得意なステファン・エドバーグはバリバリのネットプレーヤーでありながら準優勝したことがあります
クレーコートでは、フラットはバウンドした時に球速が落ちてしまいエースになり難く、トップスピンはボールの回転が地面を蹴って高く力強く跳ね上がります
良くも悪くもボールと地面の摩擦抵抗が大きく、フラットでは抵抗になって球速が落ちてしまい、逆にトップスピンが回転が地面に引っ掛かりボールの威力に!
また、フットワークの点でもオムニコート同様、急なスタート、ストップは滑ってしまいますが、スライディングフットワークが使えます。
これらを総合すると、早い球ではなくトップスピンの充分に効いたストロークで左右に打ち分け、時には遠い対角線上ドロップショットを織り交ぜて縦に揺さぶり・・・一発ではなく何球かでオープンコートを作るという戦術になります
エースの出難いコートですので長期戦を覚悟してジックリ組み立てていきましょう
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