テニスにおいて振り遅れるという状況はストロークにおいてもボレーにおいてもあります
しかし、テニスの振り遅れというのは野球のそれとは少し異なります
というのも野球の場合、打席に入ってピッチャーの球を見る機会は10球もあれば長い方ですよね
その間に見たこともない様な150kmのストレートが来れば、本当に間に合わないで振り遅れてしまいます
しかしテニスの場合、相手のストロークが多少速くても、何十球も何百球もラリーをしていれば、そのスピードに本当についていけない振り遅れというのは無くなってくるはずです
テニスでよく起こる振り遅れによるミスは、ハイボレーの時にテイクバックが大き過ぎてたり、相手が短いチャンスボールを打ってきた時にやはりテイクバックが大き過ぎたり、突っ込みすぎたりして振り遅れることによって起こります
ですから、振り遅れている球自体は決して速いボールではなく、自分が体勢を崩さなければ振り遅れる程の球ではないのです。
テニスで起こる振り遅れの2つの事例はどちらも緩いチャンスボールの時に、そしてどちらも前に移動しながら大きくテイクバックした時に起こっています
これらから判るとおり、前に移動して突っ込んでいる分、普通に打つ場合よりも打点が遅れてしまっているのです
相手の球が緩いチャンスボールなので前に突っ込まないでその場で打てば大きくテイクバックしていても振り遅れることは無いでしょう
そこで、こういった状況で大きくテイクバックしても振り遅れないためには、しっかり止まってからスイングに入ることです
かなりの勢いで前に出て行った場合は、打つ時に後ろに戻る様に飛びながら打つのも一つの手です
前に出て行くときの勢いはなかなか止まらないのでストップするステップの時に後ろ方向に飛んで、体が前方向に流れ無い様にしっかり止まると振り遅れることがなくなります
球を打つテクニックではなく、この様に動きを気を付ければ無くせるミスが沢山ありますよ
初心者でも劇的に上手くなる!プロの私もお薦めするテニス理論はこちら