厚いグリップ、薄いグリップという言葉を聞いたことがあると思います
勿論、これはグリップ自体が厚いとか薄いとかいう訳ではなく、握り方のことを言うのですが・・・
従来は(といってもかなり昔になりますが)硬式テニスは薄いグリップ、軟式テニスは厚いグリップという様な乱暴な分け方もありましたね
硬式テニスの中で言うと、ネットプレー重視の場合は薄いグリップ、ストロークプレー重視の場合は厚いグリップという「定説」の様なものもありました
しかし、現在のプロ選手を見ているとストロークを薄いグリップで打っている人は殆どいません
この流れは一般のプレーヤーでもそうです
以前、現代のテニスは体重移動で押す様な動きより全て回転でボールを打つのが主流である!と言いましたが、回転でボールを打つには厚いグリップの方が適しているというのも大きな理由の一つであると思います
重いラケットで薄いグリップ、ラケットは立てて後ろから前に押出すスイングから、軽いラケットで厚いグリップ、ラケットは立てずにリラックスし回転でヘッドスピードを上げてボールを擦りあげる・・・
ラケットやガットの性能向上に伴い、プロに近い理にかなった効率の良いスイングが一般プレーヤーも出来る様になりました
実際、今のラケットを使って昔ながらのスイングをしてもメリットよりもデメリットが多くなってしまいます
これらより、現代のテニスにおいてはストロークにおいてはグリップはセミウェスタンからウェスタングリップといった初めから「厚いグリップ」で練習することをお勧めします
そしてサーブの時、ボレーの時は薄いコンチネンタル、イースタングリップに持ち変えるようにしましょう
持ち変えないでワングリップで出来ることが上手い訳ではありません
なるべくマメにグリップチェンジして可能な限り自分の力の入り易い厚いグリップでストロークすることをお勧めします
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